KC-135R
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AMCの司令官マイク・ミリハン将軍は、我々航空機マニアにとってはとんでもない通達を部隊に出した。何とAMC所属の全ての機体については、その所属、機体ナンバー等が一切外部から判らないように塗装を変更せよと言うものである。ニューハンプシャーに配属されたKC-46Aに青いラインが入っていたが、その後横田基地に飛来するKC-46Aには一切のマークが見当たらない。嘉手納基地に応援に来るKC-135Rも尾翼のラインが無いものが増えた等・・・異変を感じてはいたが、これほど徹底された指示が出ているとは思わなかった。これからは、州空軍など一部を除きC-130J/KC-46A/C-17AなどAMC所属の機体は、昔の海兵隊機のロービジ塗装以上に魅力のない規格塗装となりそうである。
 指示では尾翼の小さな国旗と薄く塗り直したUSAFのラウンデルだけになるそうで、どの機体を撮っても同じ機体にしか見えなくなる。AMCの狙いとしては今後中国との戦いにも備える為に、秘匿を重視するらしい。軍事的には正しいが、マニア的には涙ものの話である。
↑ 2023年10月11日 嘉手納基地を陸離陸するAMCのKC-135R/10288。2011年頃は、18th WGに所属していたが、その後はAMCに移管されたのか、現在までまったくのノーマークで所属飛行隊も判らない。
↑ 2023年10月9日 嘉手納基地に着陸したAMCのKC-135R/60-0356
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↑ これはマーキング変更の過渡期にあるに過ぎなかったもの。機体ナンバーが書かれているだけでも、今後は貴重な写真となりそうだと思うと、マニアとして何とも悲しい気持ちとなる。
↑ 2023年3月20日 嘉手納基地を陸離陸するAMCのKC-135R。それしかわからない・・・・これこそがAMC所属機のこれからの標準マーキングの見本である。悲しいなぁ。
Wings